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Topics 授業の様子: 2017年10月

5期生 5回目の授業 座学:「犬の行動発達」  実技:「誘惑の回避の練習」

本日は、5期生の5回目の授業

前半の講義では、
「犬の行動発達」

について講義しました。

A00_0970.JPG犬の行動は、繁殖から始まり、子犬の時期の生活環境や
管理方法、母犬との関わりに大きな影響を受けます。

動物愛護法の改定によって、早期の母子分離を規制する
ことが法律でも決まってきました。

ドッグトレーナーが関わるのは、子犬が母子分離をしてからですが
飼い主のもとに来るまでの適切な管理についても理解を深めなければなりません。

A00_0972.JPGまた、なぜ早期の母子分離が問題なのか?
どのような管理方法が適切なのか?

形だけでを理解するのではなく、その科学的な理由まで
理解を深めることが、適切な飼い主指導にも関わってきます。

午後の実技では、コマンドトレーニングとして
座る、伏せる、立つの練習に加え
それぞれのコマンドの正確性を高めるために
弁別学習、部分強化を用いた練習方法を学びました。

また、特に屋外などに出れば、様々な誘惑が存在します。
飼い主への注目を高める練習も必要ですが
日頃の管理や誘惑を回避する練習も必須となります。

本日の練習では、誘惑を回避することを目的とした
「leave it」
の練習もし、より、飼い主への注目を高める
練習を実践しました。

A00_0976.JPGA00_0977.JPG回が進むにつれて、ただその練習方法を学ぶのではなく
・練習する目的
・目的に沿った練習方法を選択
・飼い主へ指導する際のポイントや注意点

なども交え、より、実践的な内容へと深まっています!

ドッグトレーナー育成コース講師:鹿野

5期生 4回目の授業 座学:「犬種・個体の違いによる行動特性」  実技:健康管理の方法、馴致(脱感作・拮抗条件付け)

本日は、5期生の4回目の授業を

前半の講義では、
「犬種による行動特性の違い」
「個体差による行動特性の違い」

を講義しました。

A00_0576.jpg犬種の特性については、経験論的なもので語られることが多いのですが
様々な研究が進み、科学的にそれぞれの犬種の
行動特性が調査されるようになりました。

もちろん、育ってきた環境や、さらには系統の違いによって
同じ犬種でも特性は異なりますが、自身の経験のみで
その犬種の特性を決めてしまうと、偏った意見になってしまうこともあります。

多くの個体とのかかわりも重要ですが、客観的にどのように
行動特性が評価されているかを知ることも
正しい、犬種の理解へとつながります。

また、人をはじめ、犬でも個々の特性と遺伝子との関連が
わかってきています。

行動学の世界は新たなことが次々とわかってきているので
最新の知識に目を向けなければ、今までの常識が
非常識になっていることも多々あります。

午後の講義では、まずは健康管理の仕方について

トレーナーは犬のトレーニング技術に興味を持ちますが
実際の指導では、健康管理や栄養管理など、犬の健康を維持するための
知識と技術の指導も多く問われます。

また、トレーニングをするためには健康であることが第一であるため
トレーナーは犬の健康を維持することについても従事しなければなりません。

また、健康管理をはじめ、犬が苦手なものに慣らす練習も行いました。

A00_0903.jpg苦手なものを慣らす方法も
理論的な方法があり、系統立てた手順で
実施する方法があります。

トレーナーは感覚だけでなく、理論を見据えた方法を実践し
飼い主に、実践していることの意味をしっかりと伝えられるようになる
必要があります。

ドッグトレーナー育成コース講師:鹿野

5期生 3回目の授業 座学:「行動の動機付け」、「動機付けに与える影響」  実技:反応形成(コマンドトレーニング)

本日は、5期生の3回目の授業を行いました。

前半の講義では、前回からの引き続きで

「動物が反応するために必要となる動機付け」
「動機付けに影響を与える要因」

について講義を行いました。

A00_0517.jpg
・その動物の受容器の構造
・遺伝的な行動特性
・幼少期の生活環境や学習
・脳を始めとした中枢や神経の働き
・ホルモンの影響

など、動物の行動に与える要因は多岐に渡します。
見た目に表出した行動のみで判断をしてしまえば
犬が示す行動の要因を正しく判断することはできず
特に行動習性を行う上では不適切な方法を用いてしまうこともあります。

ドッグトレーナーは、学習、特にオペラント条件付けなどによって
行動を変容させたり教えたりすることに偏りがちになりますが
犬を理解する上では、多角的な知識が必要がとされます。

午後の実技では、学習理論に沿った行動の習得のさせ方を
基礎から学びました。

A00_0521.jpgトレーニングには様々な手法論がありますが
それぞれの方法論がどのような学習の原理なのか?
他の方法とのメリットデメリット、向いている犬はどのような犬なのかを
客観的に判断し、現場では臨機応変に対応することが必要です。

A00_0527.jpg専門家として、それぞれの主観や好き好きで方法論を用いるのではなく
様々な引出しをもって、それぞれの飼い主と犬に合った方法を
用いることが重要となります。

ドッグトレーナー育成コース講師:鹿野

5期生 2回目の授業 座学:「犬の行動特性」  実技:人に注目する練習

先週から始まりました、5期生の授業
本日の講義では、「犬の行動特性」というテーマで
動物の行動学の基本として

・刺激ー応答性
・行動を引き出す刺激の種類

を理解し、動物の行動の機能と分類、さらには
それぞれの各行動の犬の特徴について講義をしました。

A00_0477.jpg犬の福祉を顧慮した適正飼育を行うためには
犬の行動特性を理解する必要があります。
また、適正な飼育がなされていなければ、いくらトレーニングをしても
人と犬のより良い共生関係を結ぶことはできません。

A00_0482.jpgプロのトレーナーとして指導に当たるためには
コマンドの教え方だけに特化するのではなく
犬の特性と適切なかかわり方について、
飼い主さんに情報を提供することが重要となります。

また、午後の実技では、先週の復習と新しい項目として
古典的条件付けを用いたトレーニング

・ほめ言葉を教える
・首輪を持つ
・体を触る
・健康管理

などの練習を理論を理解しながら練習しました。

A00_0494.jpgトレーニングというとオペラント条件付けの正の強化を用いた
いわゆるほめてしつける方法が主流なため
望ましい行動をしたらほめてご褒美を与える手法ばかりが
紹介されます。

しかし、犬は感情を優先して行動することが多い為
感情をコントロールする学習方法である古典的条件付け
を理解することは、しつけだけではなく行動修正を行う際にも
非常な重要なテクニックとなります。

犬の行動の意味を理解し、方法論だけでなくその原理をしっかりと
理解することが、プロのトレーナーには必須といえます。

ドッグトレーナー育成コース講師:鹿野

第5期生の授業が開始しました!

本日より、ペットドッグトレーナー育成コース
第5期生の授業が開始いたしました!

今期は、講義、実技共に
鹿野が務めさせていただきます!

初回の講義では、まずはオリエンテーションから始まり
これからトレーナーを目指すにあたって
ペットドッグトレーナーのMission Statement
について講義を開始いたしました。

A00_0443.jpg日本での人と犬の関わりの歴史について振り返り
現在の日本人と犬との関係や取り巻く現状
様々な問題を解決するための
ペットドッグトレーナーの重要な役割と任務について
理解を深めました!

また、日本ペットドッグトレーナーズ協会から
表明されている、ペットドッグトレーナーの倫理綱領を基に
トレーナーという職業の在り方についても理解を深めました。

午後の実技では、犬同士のあいさつのさせ方や
関わり合い方、生じやすいトラブルと
適切な犬の扱い方を実践!

A00_0463.jpgA00_0460.jpg












また、初回から実践的なトレーニングを学ぶため
理論に基づいたほめ言葉の教え方や
首輪を持つ練習、注目を飼い主に向ける練習なども始まりました!

初日か、とっても内容が濃いですが
楽しく、有意義な授業を進めていきます!!

ッグトレーナー育成コース講師:鹿野

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