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Topics 授業の様子: 2015年10月

第1期生 7回目の授業 ~オペラント条件付けとトレーニングへの応用/マテの練習~

本日の講義では、先週に引き続きで

「動物の学習原理とトレーニングへの応用」

をテーマに、

まずは慣れるための学習である「馴化」の基本として

●刺激特定性
●刺激般化
●脱馴化
●鋭敏化

について講義し、実際のトレーニングで慣らすために使われる

●系統的脱感作
●氾濫法
●拮抗条件付け

について、それぞれの
●原理と使い方
●メリットデメリット

そして、脱感作と拮抗条件付けを用いた恐怖症の治療のガイドライン
について学びました。

犬のしつけでは、行動をコントロールするオペラント条件付けの話ばかりになりますが
実際の現場では、犬の感情をコントロールする馴化や古典的条件付けを用いた
トレーニング指導がとっても重要となります。

また、後半の講義ではコマンドトレーニングで用いられる
「オペラント条件付け」について

  1. オペラント条件付けの種類
●正の強化
●負の強化
●正の罰
●負の罰

  1. 強化子・罰子の種類
  2. 反応形成
●誘発法
●身体的誘導法/鋳型法
●モデリング法
●逐次接近法

などの講義を行い
次回から、より実践的なオペラント条件付けの利用方法について
講義をします。


午後からの実技では、先週に引き続き

●HeelポジションやSideポジションの教え方
●歩行中のスピード変化に合わせた歩行
●ジグザグ歩行やターンについてくる練習
などを行い、さらにより実際のお散歩に役立つ歩行の練習として
誘惑の中での歩行の練習をしました。

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おやつの誘惑がおかれていても、気にせずに歩く練習!

誘惑を無視する「Leave it」のコマンドを交えながら練習を続けると


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誘惑の中でも全く気にされることなく
上手に歩行ができるようになりました!

週に一回の実技指導でも
受講生の皆様のやる気と、理論に基づいた上手なトレーニング方法で練習しているので
本当に受講生の方々もワンちゃん達もレベルがアップしていて
講師を務めていてとっても嬉しくもあり、楽しく授業を行わせていただいています!

SDSスタッフ 鹿野

第1期生 6回目の授業 ~動物の学習原理とトレーニングへの応用~

本日の講義では、先週に引き続きで

「飼育環境の設定方法 ~問題行動の予防と犬の福祉を考慮する~」

というテーマで、


  1. 犬の排泄行動と生じやすい問題
  2. 排泄に関わる問題行動の予防と対処方法
  3. 遊戯行動の特徴
  4. 家具、おもちゃなどの破壊行動の予防と対処方法
  5. 社会空間行動の特徴と生じやすい問題
  6. 過剰な吠えに関わる問題行動の予防と対処方法
  7. 犬の敵対行動の特徴と生じやすい問題
  8. 社会遊戯行動の特徴と生じやすい問題
  9. 甘がみ・遊び中のかみの予防と対処方法
などの講義を行いました。

また、今日の後半の講義から、トレーナーとして必須の知識となる

「動物の学習原理とトレーニングへの応用」

という内容の講義が始まります!

本日の講義では

  1. 古典的条件付け
  2. 2次条件付け
  3. 順行条件付け/同時条件付け
  4. 般化/弁別
  5. 消去/自発的回復
といった内容で、
●古典的条件付けの基礎
●実際のしつけ方指導で見られる古典的条件付けの例
●現場での古典的条件付けを用いた行動修正方法

について講義しました。
学習についての勉強をしているトレーナーでも
オペラント条件付けの知識ばかりで、古典的条件付けを良く理解しておらず
実際の活用方法を知らない方も少なくはありません。

犬はとても感情が豊かなので、行動のみならず、感情のコントロールを
することも重要となります。
そのために、古典的条件付けの知識は欠かせないものとなります。


午後からの実技では、先週に引き続き
犬を飼う上で毎日の日課となるお散歩の練習を実施しました。

本日は、横について歩くだけではなく
●HeelポジションやSideポジションの教え方
●歩行中のスピード変化に合わせた歩行
●ジグザグ歩行やターンについてくる練習
などを行い、より実際のお散歩に役立つ歩行の練習をしました。

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受講生の方々もワンちゃん達も、回を重ねるごとに成長が見られ
説明を聞いているときも足元で静かに聞いてられるようになっています!

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犬をしつける上で、常に興奮させてばかりではなく
テンションのOnやOfを教えることも日常生活は
必要となります。

実技の練習では、決まったテーマだけではなく
その場の状況に応じた様々な練習を取り入れているため
とても実践的で、日常生活に応用しやすいものばかりです!

SDSスタッフ 鹿野

第1期生 5回目の授業 ~飼育環境の設定方法 問題行動の予防と犬の福祉を考慮する~

本日の講義では、先週の引き続きで
「子犬の行動発達」について
お話をしました。



  1. 母子分離に関する様々な研究
  2. 若齢期の特徴と管理
  3. Dr. Ian Dunbarの子犬の管理とパピートレーニング
また、後半の授業では

「飼育環境の設定方法 ~問題行動の予防と犬の福祉を考慮する~」

というテーマで、



  1. 犬の摂食行動の特徴と生じやすい問題
  2. 摂食行動に関する適切な管理方法
  3. 食べ物への占有性攻撃の原因と予防、改善方法について
  4. 犬の休息行動の特徴と生じやすい問題
  5. 摂食行動に関する適切な管理方法
  6. 寝床に対する縄張り性攻撃行動の原因と予防、改善方法について
などの講義を行いました。

しつけというと、飼い主が犬に教育し、学習することばかりが

イメージされてしまいますが、最も重要なことは、犬の行動特性を理解して

その特性に応じた適切な管理、環境設定、人の対応を心掛けなければならないので

トレーナーとしても、その点についての指導を怠ってはいけません。



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午後からの実技では、犬を飼う上で毎日の日課となる
お散歩の練習を実施しました。

お散歩にはトレーナーさんによって色々な考え方があり
教え方もいろいろなので、飼い主さんも混乱してしまうことがあります。

  1. 引っ張り続けながら歩く
  2. 歩行者や他の犬に吠えかかる
  3. 至る所で排泄をする
  4. 引っ張らないからといってリードを長く持つ
  5. 歩行者の邪魔になるような歩き方をする
といった行動は、犬を飼っていない方への迷惑を考えた際
飼い主が意識を高め、モラルを持った扱いと
犬への教育を行わなければなりません。

そのため、犬は歩行中にはある程度の制限がかけられてしまうので
お散歩中の歩行だけで、その子の運動欲求を満たすことは
困難な場合が多く見受けられます。

これらのことを意識してもらいつつ
社会で受け入れられるお散歩の方法や
お散歩の意義についての練習を行いました。

練習では、受講生のワンちゃん達での練習だけでなく
幼稚園に参加してくれているパピーたちにも協力してもらい
練習しました。

パピーのワンちゃんは、まだまだ様々な刺激に好奇心が旺盛なため
根気よく、十分にコミュニケーションをとりながら
お散歩の練習をしなければなりません。

参加したパピーのワンちゃん達も
飼い主さん以外の方々に褒められながらお散歩で来て
とっても良い経験ができました!!





SDSスタッフ 鹿野

第1期生 4回目の授業 ~犬の解剖・生理/子犬の行動発達~ 

本日は
犬のことをより詳しく知るために

犬の解剖・生理
  1. 被毛の構造と役割
  2. 骨格と筋肉
  3. 消化器系
  4. 呼吸器系
  5. 内分泌系
  6. 循環器
  7. 生殖器
  8. 泌尿器
  9. 神経系
  10. 感覚器系
についての講義を行いました。
トレーナーは、犬のしつけだけではなく、犬の衛生管理や
栄養管理などの相談を受けることもたくさんあります。

また、動物の行動を知るためには、犬の体のつくりや生理機能を
理解することも非常に重要となります。

生き物を扱う専門家として、解剖や生理を理解することは必須となります。

また、後半では

犬の行動発達
  1. 新生子期の特徴と管理の仕方
  2. 移行期の特徴と管理の仕方
  3. 社会化期の特徴と管理の仕方
についても、講義を行いました。
トレーナーが飼い主さんの犬と関わるのは
家に来てからがほとんどなのですが
飼い主さんと犬との関係をより良く保つためには
生まれた時からの適正な管理も非常に重要となります。

人と犬が共により良く暮らしていくために
適切な管理方法を理解することは
トレーナーとしても重要な知識となります。

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午後からの実技では、たくさんのパピーが幼稚園に参加をしてくれたので
  1. フリープレーでのトレーニング
  2. フリープレー中の介入方法
  3. 理論に則したコマンドトレーニングの練習
  4. ハウスの練習
を実施しました。

また、実習後にはブラシの種類や使い方を
理解してもらいながら、参加したパピーの
ブラシや体拭き、爪切りなどの練習をしました。

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しつけの指導では、衛生管理の仕方や慣らし方を伝えることも
必須となります。
また、それらの衛生管理をする道具の使用方法を理解せずに
誤った使い方をされている飼い主さんもいらっしゃるので
トレーナーとしても、それらの道具の使い方を
きちんと理解しなければなりません。

SDSドッグトレーナー育成コースでは
犬のしつけやトレーニングだけではなく
犬のことを幅広く学び、知見を深めることができます!

SDSスタッフ 鹿野

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