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Topics 2018年1月
5期生15回目の授業 座学「犬の問題行動の修正方法」 実技:「リードに頼らないハンドリング」
ペットドッグトレーナー育成コースですが
本日は、無事に5期生の15回目の授業を実施することができました!
午前の講義では、問題行動の修正方法として
・カウンセリングの方法
・得られた情報から問題行動の原因を系統的に評価する
内容について、実例をあげながら説明をしました。
専門家ではない飼い主さんから得られる情報は
咬みつく、吠えるなどといった症状についてのみ
表現している情報が多くなってしまいます。
しかし、問題行動は同じような症状でも
その行動を起こす原因が異なるため
症状のみにアプローチしてしまえば
誤った対処をしてしまう可能性があります。
問題行動を扱うためには、カウンセリングによる適切な情報収集、
潜在的な行動学的原因の評価、原因に対する科学的なアプローチ
が必要となります。
午後の実習では、今まで練習を重ねてきた
コマンドの練習や歩行の練習などを
リードに頼らないで実践できる練習を行いました。
日常生活では、特に公共の場ではどんなに練習を重ねていても
リードは必ず装着しなければなりません。
しかし、リードに頼らず犬が自発的に飼い主の指示に反応したり
リードが外れてしまったときに呼び戻しができるなどの
練習を重ねておくことが、いざというときのために必要となります。
また、トレーニングというと、どうしても人が
成功を求めようと必死になり、トレーニングの雰囲気自体が
重々しくつまらないものになってしまいがちです。
犬が喜びながら人とのコミュニケーションをとれるようにするためには
楽しい雰囲気づくりも重要で、遊びの中でのトレーニングや
飼い主自身がリラックスして楽しみながらトレーニングをすることも
重要となります。
科学的なトレーニング方法だけではなく
今日は、犬と楽しみながらトレーニングする
練習にもトライしました!
SDSスタッフ 鹿野
(スタディ・ドッグ・スクール) 2018年1月30日 17:35
スタディ・ドッグ・スクール®セミナー 「経験だけに頼らない問題行動へのアプローチ〜犬のコンサルテーションをマスターする〜」
経験だけに頼らない問題行動へのアプローチ
〜犬のコンサルテーションをマスターする〜
およそ8割の飼い主が問題行動に悩まされる現代において、その問題の解決に最も携わるドッグトレーナーこそが、経験のみに頼らず、行動を分析する手法やコンサルテーションを「学問」として学ぶべきものではないでしょうか?
しかしながら、ドッグトレーナーがこのような講義を受ける機会は皆無に等しいと言っても過言ではありません。なぜなら、一般のドッグトレーナーが受講できるのはトレーニング手法やほんの一部のケーススタディなどがほとんどで、行動コンサルテーションについてではないからです。
今回のセミナーでは、問題行動修正の基礎を学び、現場で活かせるカウンセリング技術を身につけていくことで、問題行動を扱う専門家の中で一般常識である『共通言語』への理解を深め、より専門性の高いドッグトレーナーを目指していきます。
【1/27追記】
行動コンサルテーション(専門家による問題行動のカウンセリング・修正・アドバイス)の基礎と応用についてお話しします。
【ワークショップ】13:00ー15:00
いくつかの問題行動を例に挙げ、参加者同士でその対応方法をディスカッションしながら、現場で活かせるカウンセリング方法を学んでいきます。
【懇親会】15:15-16:45
麻布大学にて、犬のトレーニングに関する研究を行い博士号を取得。日本ペットドッグトレーナーズ協会の理事を務め、国内外の講師を多数招聘するなど、日本のペットドッグトレーニングの普及に尽力している。動物系専門学校の講師を務めるほか、書籍やDVD、雑誌の監修や執筆など活躍の場は多岐にわたる。トレーナーとしては、現在もスタディ・ドッグ・スクール®の代表として活動を拡大しながら、飼い主指導や後進の育成を行っている。
2018年3月11日(日)
10:00~16:45(15:15~16:45懇親会)
※13:30受付開始
【開催場所】
中央動物専門学校
〒114-0013 東京都北区東田端一丁目8番11号
※各種交通機関をご利用ください。
※お車でのご来場の際は、近くのコインパーキングをご利用ください。
※ワンちゃんを連れてのご参加はできません
【料金】(懇親会参加費含む)
【申し込み開始】
【お申し込み(お問合せ)】
メールまたはFAXにて 住所・氏名・電話番号 をお知らせ下さい。
定員に達し次第お申込み終了となります。予めご了承下さい。
E-mail:sds@animallifesolutions.com
<スタディ・ドッグ・スクール® 継続セミナー 「イヌを知る ~互いが幸せに暮らすために~」の特徴>
犬の生態や行動特性は、祖先であるオオカミのそれを参考に考えられてきましたが、様々な研究から、今まで信じられてきた犬の生態や習性、人との関わり方に は様々な誤りがあることがわかってきました。そのため、犬という生き物を正しく理解するためには、学術的な知見に基づいた犬の生態や行動特性を知り、もう 一度、犬という動物を見直す必要があります。スタディ・ドッグ・スクール® 継続セミナーの講師たちは、日本でも数少ない「犬の行動」、「人と犬の関係」、「犬のしつけ方・トレーニング」の分野で博士号を取得し、現在でもトレーナーとして活躍している専門家集団であるため、他のセミナーやトレーナーからは教わることができない学術的な知見や、幅広い経験から得た技術を学ぶことができます。また、スタディ・ドッグ・スクール® 継続セミナーでは、講義を受けるだけではなく、参加者や講師と親睦を深め、さらにより深い情報交換ができる懇親会を開催いたします。
現在までのセミナーについてはこちら
第1章のセミナー動画はこちら
(スタディ・ドッグ・スクール) 2018年1月23日 17:19
5期生14回目の授業 座学「犬の問題行動」 実技:「様々なシチュエーションでの誘惑を回避する練習」
前半の講義では、先週に引き続き
「犬の問題行動」
について講義しました。
一言に「咬みつく」という問題行動も
その生じる要因によって修正方法や取り組み方が
変わってきます。
多くの問題行動は、その生じる要因によって
体系的に分類され、それぞれの症例に合わせた
適切な対象方法が研究されるようになってきました。
専門家として問題行動に取り組む際には、これまでの経験だけに頼り
漠然と問題行動の対応するのではなく、
それぞれの症例に対して科学的な解釈と系統立てた治療方法を
実践しなければなりません。
また。午後の授業では、様々なシチュエーションでの
誘惑を回避するトレーニングの練習として
・誘惑をされてもアテンションをハンドラーに向ける練習
・誘惑を回避する(Leave it)の練習
・ハンドラーの動きに誘惑されない練習
・ハンドラー以外の人からの誘惑を回避する練習
・誘惑の中でも待ち続ける練習
などを行いました。
どんなにコマンドの練習を行っても
飼い主への注意力が散漫になってしまえば
コマンドの再現性は下がってしまいます。
日頃から、様々な誘惑の中でもハンドラーへ意識を向け
確実なコマンドへの反応が促せるように練習を重ねる必要があります。
そして、最後は練習の成果を確認するために
「ミュージカルチェアー」のゲームで締めくくり。
練習の成果が表れ、かなりレベルの高いゲームが楽しめました!!
SDSスタッフ 鹿野
(スタディ・ドッグ・スクール) 2018年1月16日 17:14
5期生13回目の授業 座学「犬の問題行動」 実技:「口輪・エリザベスカラーを装着する練習」
2018年の授業がスタートしました!
本日の5期生、13回目の授業
前半の講義では、
「犬の問題行動」
について講義しました。
トレーナーの職業では、犬のしつけ方指導だけではなく
飼い主さんが抱える犬の問題行動の修正を
依頼されることも数多くあります。
問題行動は、その原因が非常に多岐にわたるため
しつけや訓練をするだけでは改善することは難しく
専門家には高度な知識や技術が求められます。
しかし、今まで問題行動はしつけやトレーニング不足が
原因と考えられてきたため、飼い主さんの抱える問題に対し
的確に対処できないことが多々ありました。
専門家であれば、行動修正、しつけ、訓練、それぞれの目的や
手法について明確に区別をし、適したアプローチで
飼い主さんが抱えている問題の手助けをしなければなりません。
午後の実習では、今までの練習の復習と
口輪やエリザベスカラーの装着を練習しました。
口輪は咬みつく犬がつけるイメージが強い為
咬みつくことのない犬では練習する必要がないと考えがちです。
しかし、一回の恐怖などの経験をしたことや
痛みからくる自己防衛のため、咬みついてしまう行動が
生じてしまうことも可能性としてはあることです。
何かが起こってからの予防としても
口輪を装着する練習を小さいころから行っておくことも
非常に重要です。
また、すでに咬みつくようになってしまった犬の行動修正を行う際にも
健康管理などの際には咬みついてしまうような状況が生じるため
リスクマネージメントとしても口輪をつける練習は必須となります。
しつけだけでなく、行動習性を行う面でも
拮抗条件付けや脱感作の技術も実践で
用いられるようにしなければなりません。
SDSスタッフ 鹿野
(スタディ・ドッグ・スクール) 2018年1月 9日 17:47
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