今週の講義では、
「問題行動の修正への取り組み方」
について授業を行いました。
問題行動の修正に取り組むためには
まず、
・飼い主からの情報の収集の仕方
・問題行動に対する潜在的な獣医学的原因の評価
・情報から得られる行動学的原因の評価(行動の診断)
といった流れで、問題となる行動を体系的に
分析し、その要因を突き止めなければなりません。
そしてその要因を明らかにしてからは
・短期的および長期的な問題行動の管理方法
について、飼い主さんに指導する必要があります。
問題行動は、環境や飼い主の接し方・対応の仕方
なども大きな要因となります。
そのため、直接的な問題行動を学習によって
修正する前に、これらの要因を、適切なものに
修正する必要があります。
また、問題行動を継続させつづけると
その症状が悪化しますし、飼い主自身がすぐに対処できる
方法を伝えてあげないと、日常生活がままならなくなってしまいます。
そのためにも、長期的な行動修正のプランを提示し実行する前に
短期的な問題行動の管理及び対応方法について
まずは提案することが必須となります。
ドッグトレーナー育成コース講師:鹿野
座学は誘惑下でもノーリードで人のコマンドが聞けるように練習する第一歩として、名前に対して反応する、自らの意志で誘惑物から意識をそらす練習を中心に行いました。

おもちゃやフード・おやつがあってもできるように練習

一口に犬をハンドリングすると言っても、犬の誘惑物に対するモチベーションによってハンドラー側がとる対処が変わってきます。
名前を読んで誘惑物を回避するのか、そこにアクセス出来ないようなハンドリングをするのか、またタイミングはいつがいいのか細かく指導を行っています。
そして最後は問題行動カウンセリングを想定したロールプレイを行いました。
それぞれ、飼い主役とトレーナー役に別れ、本日座学で勉強した内容を実際に体験しました。
カウンセリングは限られた時間の中で必要な情報を聞きだし、何が原因でどんな対処をすればいいのか素早く対応することが必要になりますが、
思い込みによる決めつけにならないよう慎重に結論と対処を提案する必要もある難しい作業です。
今後も練習を行い、現場に出て即戦力となれるよう知識と技術を磨いていきます。
ドッグトレーナー育成コース講師:三井