本日の座学では、犬の問題行動の概論について
講義を行いました。

犬の問題行動が生じる原因は多岐に渡ります。
以前は、問題行動が生じる原因は
全て上下関係の崩れと考えられてきましたが
そもそも、犬は人に上下関係を求めてはおらず
様々な問題行動には、それぞれ原因があり
問題によってその対応の仕方を変えなければならないことが
科学的にわかってきました。
そのため、問題行動の改善に係るためには
その問題行動に関する十分な情報を得て
系統立ててその問題を分析し、原因追求と
適切な治療指針を立てていかなければなりません。
また、問題行動治療、しつけ、訓練というのはそれぞれ
最終的な目的が異なるため、それぞれが何のために
行うものなのかを、専門家はしっかりと区別しなければなりません。
問題行動というとすべてしつけ不足と考えてしまうことが多いですが
その原因には病気などもあるため、十分な知識をもって
問題行動に対応しなければなりません。
ドッグトレーナー育成コース講師:鹿野
本日も実習はいつも通り復習を兼ねた説明からスタート。
飼い主教育を想定し、排泄のトレーニングと環境設定、寝床とクレートトレーニング、フセ、タテのトレーニング方法についてみっちり説明していただきました。
受講生間で抜けているところがないかフォローし合いながらも、いい緊張感を持って説明に臨めているように思います。
その後は散歩中を想定し人が前に来たら犬自身が進んでオスワリをする練習を行いました。
この練習は環境刺激をコマンドととすることで、犬が状況を判断してハンドラーがコマンドをかけなくてもその場にあった行動を発現できるようにすることを目的としています。
何でもかんでもハンドラーが制御するのではなく、その場にあった振る舞いを犬が取れることもしつけの一つなのです。
来週もみっちり宿題が出ていますので、受講生の皆さんがんばってください!
そして、その後はノーリードでのコントロールを目標にした犬へのアプローチの仕方についてデモを交えて説明。
ノーリードでも犬が喜んでそばに居てくれる般性強化子になるために小難しい理論はおいておいて、犬と楽しく遊んでもらいました!
理論ばかりが先行するとついつい忘れがちですが、生き物同士の本音のぶつかり合いができたのではないかと思います。
ドッグトレーナー育成コース講師:三井