2015年より開講したペットドッグトレーナー育成コースは早いもので8年目を迎え、10月から17期生の授業が始まりました。
初日はオリエンテーションに引き続き、
日本ペットドッグトレーナーズ協会理事長でもある校長の鹿野によるドッグトレーナーとしてのミッションステートメントに関する講義を行いました。ドッグトレーナーには国家資格がなく、各団体が独自で資格を発行し育成しているのが現状です。また、ドッグトレーナーは個人で活動することが主であり、その個人の判断が大きく飼い主指導にも影響します。このような現状はともすれば自分にとって都合の良いことだけに価値を見出す事になってしまい、本当に飼い主様とワンちゃんに必要なことが疎かになってしまう場合もあります。
だからこそ、日本の犬飼育をより良くしていくための客観的な行動指針が求められ、ブレない信念が必要というわけです。
午後は20年以上しつけ教室をはじめとした飼い主教育に携わってきた長谷川による実技。
スタディ・ドッグ・スクールの幼稚園でお預かりしているワンちゃんやご自身のワンちゃん、スタッフ犬など、小型犬から大型犬まで様々な犬種のハンドリングを通じて実践的な技術を身に着けてまいります。また、実技の大きな特徴は自分の犬や自分自身が犬になにか教えられるようになるだけではなく、飼い主さんに伝える技術を学べるところです。自分自身ができてもそれを言語化し伝える能力はまた別物。これから長年培ってきたノウハウをこれから惜しみなくお伝えしていきます。
講師:三井翔平