飼い主さんに代わり大切なワンちゃんをストレスのないようお世話するペットシッターさんは犬の習性や学習、ボディーランゲージなど、幅広く精通している必要があります。
ペットシッターさんは事の大小にかかわらず、問題を抱えたワンちゃんをお世話する機会も少なくなく、しつけやトレーニングについて飼い主さんから相談されることもあります。家庭犬のトレーニング技術を身につけることで、新たなビジネスチャンスを逃さず、飼い主さんの信頼を得ることができます。
現場からの声
犬の杜・ペットシッターSOS 千葉南店代表 鶴岡 誠さん(CPDT-KA)
○トレーニングを学んでいる理由
動物と関わる仕事なので自身の過去の飼養経験や思い込みなどで動物と接するには危険でもあり動物に苦痛を与えることにもなります。良いトレーニングを学 ぶことにより動物と人がより良い関係を築くことができます。しかしその情報も年々変化していますのでより良い情報、技術を知るために学んでいます。
○ペットシッターの仕事でなぜトレーニングの知識や技術が必要か?
ペットシッターの仕事の特徴として「環境」を変えずにペットのお世話をするということが1つの特徴です。飼主様が出かけていても留守番している場所が自分 の家なのでペットもストレスが少なく過ごすことができます。しかし「環境」というと主にペットが住んでいる「場所」と考えられますが環境の要因は他にも 色々考えられます。環境要因の1つに飼主以外の人が家に入って来ることも大きな「環境」の変化です。また、道具の変化、服装、シッターの動き、声なども同 様です。その刺激に対してペットがストレスを感じたりシッターが危険な状況になることもあるのでこのような状況下でのペットへの対応の知識や技術はとても 重要です。
○トレーニングの勉強をして良かったことは?
ペットシッティングはお客様に代わってのペットのお世話が基本となり現場ではペットとシッターのみでそこには飼主様は不在です。ペットとシッターは、い わゆる「信頼」と呼べる関係にはないのでペットの過去の経験から学習した行動、また今必要としている行動を良く観察します。例えば家族以外の人に対して恐 怖を感じてしまうような犬の場合などはいくつかの反応が予測できます。行動のしくみを理解していればこのような状況でも適切な対応をすることができるので 勉強をしていて良かったと思います。ペットシッティングをきっかけとしてトレーニングに興味を持ち、始められるお客様もいますしトレーニングをきっかけに ペットシッティングをご利用されるお客様もいます。
○シッターとしてトレーニングを学ぶべきだと思うことは?
ペットシッティングとトレーニングは別と考える方も多いですが切離すことはできません。良い知識、技術を学ぶことによりシッターとペットの関係もより早 く良好になります。ペットシッティングでは初めはマネジメントが主体となるので行動をさせよう、やめさせようということよりも快刺激の繰り返しとなりま す。どんなペットにも決まった対応やハンドリングがあるわけではなく個体により柔軟に対応してペットにより苦痛の少ない状態でお世話をする必要がありま す。ペットシッティングでもトレニングにおいても行動の理由を個人の勘や思い込みで決めつけ、行動を起こさせよう、行動を減らそう、消去しようということ ばかりに注目するのではなくその行動が何を必要としているか、機能しているのかを正確に見られるように学ぶ必要があると思います。
犬の杜・ペットシッターSOS 千葉南店
ペットシッターSOS 千葉南店は、木更津市・千葉市一部・市原市・袖ヶ浦市・君津市・富津市のペットのお世話をするペットシッターです。
犬・猫・小動物など動物の専門知識を身につけたプロのペットシッターがお客様のペットのお世話を誠心誠意させて頂きます。