自信を持った提案がいくつもできるようになった
恵良 里絵さんプロフィール
スタディ・ドッグ・スクール認定ドッグトレーナー
ワイヤー・フォックス・テリアのあんず(4歳メス)のオーナー。父の介護を経たのち自身のこれからを考えた時、生き物に関わる仕事がしたいと考えペットショップに勤務。今年で5年目を迎えた。ショップでは飼い主さんの良きアドバイザーとして活躍中(取材日:2022・6月)
Q.犬の飼育歴について教えてください
子供が生まれてまもなくゴールデンレトリーバーのマリンを迎えました。全然手のかからない子で、人懐っこくとても大人しく賢いこでした。子供とは兄弟のように一緒に成長していった感じでした。マリンが亡くなった時はあまりに別れがつらすぎて、すぐ次の子にとはならなかったです。それからペットショップで働き始め、やはり自分のところにも犬を迎えたいと思っていた時に、ちょうど知り合いのところで生まれたご縁があり、あんずを迎えました。あんずはとてもパワフルな子で、恥ずかしながら犬種によって性格がこんなに異なると思っていなかったので「犬ってこんなに違うの!?」と思いました。
Q.なぜ、SDSペットドッグトレーナー育成コースに通おうと思ったのですか?
お客さんから特にしつけについて相談されることが多かったのですが、当時、私は犬を飼ったのは1頭しか経験がなかったですし、一般的なやり方や同僚に聞いたやり方しか知らなかったので、曖昧な説明しかできなかったんです。もちろん、それでうまくいくケースもあるのですが、うまくいかないケースもあって…引き出しがあまりにも少なくていけないなと思っていました。また、犬の表情を見てると「このやり方は間違っているな」と思ったこともありました。モヤモヤしてたけれど答えが出してあげられなくて。なので、正解が何なのか知りたくて勉強したいと思うようになりました。ネットを中心に色々と探していたのですが、「犬の行動学」というものがあることを知らなかったのですごく興味を持ちました。資料を取り寄せてすぐに体験授業に行ったのですが、しつけ以外のペット業界の話をしていて、「こんな事も教えてくれるの!?」と驚き、ここしかないと思いました。初めはドッグトレーナーになりたいと思って通ったわけではありませんでしたが、どうせやるなら全部学びたいと思い入学を決めました。
Q.受講した感想をお聞かせください
もともと、昔ながらの罰を使うようなやり方は私にはできないと思っていました。元気なあんずを連れての受講は少し不安ではありましたが、授業で教わったこと(褒めることを中心としたトレーニング)をその場で練習すると、こんなにすぐにできるようになるんだと思いましたし、落ち着きも出ました。
選択実習では出張個別レッスンでは実際にお客様のところに行くことができ、実習時間もしっかりと取ってもらえるので、将来のイメージができました。
グループレッスンのインストラクターの練習では、みんなの前でやりながら説明するのは難しく、頭を抱えることもありましたがあってよかったと思っています。
また、トレーニングのやり方だけでなく経営など、すぐにでも仕事として独立できるように教えてもらったと思っています。他のところはそこまでは教えてくれないので、全体的に開業に向けたイメージができるようになりました。
Q.現在について、将来の夢について教えて下さい。
ペットドッグトレーナー育成コースに通ってから、色々な知識を入れてもらったのでお客様へのアドバイスに幅が持てる様になりました。同僚には「ドッグトレーナーがいるので何でも聞いてください!」とお客様へ紹介され、本業があまりできない事もあります(笑)
それから、お店のワンちゃんたちにはできる範囲でトイレトレーニングなど、どんどんやっています。ワクチンが済んでいれば店内を散歩したりね。若いのでみんな吸収が早いです。後輩にはブラシの馴らし方などレクチャーしています。
将来は出張トレーニングをやりたいと思っています。今、ドッグマッサージも勉強していてうまく組み合わせていければと考えています。