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校長挨拶

人と犬のより良い共生社会を目指すため日本の犬文化を改革します!

私が子供の頃は、犬は外で飼うのが一般的で、食事や医療にそれほどお金をかけstudydogschool_423.jpgることなく今ほど大切には飼われていませんでした。犬が大好きだった私は、子供心にそんな犬の飼い方に疑問を持ち、人と犬が互いに幸せに暮らすため日本の犬文化を変えていく専門家を志すようになり、現在の道に進むことを決意しました。

専門家を目指すため麻布大学に入学した25年ほど前頃から、日本ではペットブームによって数多くの純血種が家族の一員として室内で飼育されるようになりました。多くの飼い主がそれまで以上に犬の飼育にお金を費やすようになり、その飼育方法も家族の一員として以前のものとは一変しました。

しかしその一方では、「犬の問題行動」、「飼い主のモラルの低下」、「不適切な飼育・放棄」など様々な問題が注視されるようになり、人と犬が互いに幸せに暮らせる社会が訪れたとは言い難い現状が今でも続いています。

このような現状を解決し、今後人と犬、互いがより幸せに暮らせる社会を構築していくためには、犬に関する
「正しい知識」
「適切な飼育・管理方法」
「犬のしつけ方」
などを広く社会に普及させ、「犬の特性に配慮をした適切な関わり方」と、「社会に受け入れてもらえる犬の教育」を一人一人が実践できるように飼い主教育することが重要となります。そして、この飼い主教育を目的とした専門家こそがドッグトレーナーであり、今の日本の犬文化を改革するためにその存在は必要不可欠なのです。
 
しかし日本では、ドッグトレーナーの数が全国で1万人程度と言われており、800万頭近い犬の飼育頭数に比べるとその数は圧倒的に少なく、飼い主の学びの場も非常に少ないのが現状です。また、ドッグトレーナーの資格は国家資格ではないため、その資格によっては通信教育や短期間学校に通うだけで取得できるものも数多くあり、専門家としての十分な知識や技術、飼い主教育を目的とした指導方法などを学ばず現場で指導しているトレーナーも非常に多くおり、その質が問われています。

人と犬のより良い共生社会の確立を目指していくためには、飼い主教育を目的とした専門的な知識と技術を要したトレーナーを世に輩出していくことが急務であります。しかし日本には、そのような専門家を育成する機関が数多くあるわけではなく、今のままでは現状の課題を解決することが困難といえます。

そこで私たちは、このような現状を打破するため、飼い主教育を専門としたドッグトレーナーの教育機関である「ペットドッグトレーナー育成コース」を開講することを決断しました。私たちは、「人が犬を学び、犬が人社会のルールを学ぶ」というコンセプトのもと、「スタディ・ドッグ・スクール®」という犬のしつけ方教室を実施し、長年にわたり第一線で飼い主教育を行っています。
 
また、現場のトレーナーの再教育やアドバイス等、専門家の教育も数多く手掛けており、「ドッグトレーナーが教わりに来るドッグトレーナー」として日本では数少ない高度な知識と技術を持ったプロフェッショナル集団です。日本において犬の社会化に貢献できる質の高いドッグトレーナーを育成できる専門家は私たちしかおらず、専門性の高いドッグトレーナーを普及させることは私たちの使命であると考えております。もちろん、犬の社会化に貢献できるのはドッグトレーナーだけではありません。プロになるつもりはないけど自分の「愛犬のことをもっと理解したい」、「犬に関する正しい情報を得たい」という一般の飼い主さんも大歓迎です。我々は難しい内容でも予備知識がない方にわかりやすく教える教育のプロでもあります。
 
私たちは、人と犬のより良い共生社会を確立するため、今の日本の犬文化を改革します!私たちの考えに賛同し、多くの飼い主や犬たちの支えや手助けとなりたい方々を心からお待ちしております。人と犬のより良い共生社会の確立に貢献でき、夢を持って取り組むことができるドッグトレーナーをみなさんも目指してみませんか?私たちと一緒に日本の犬文化を改革しましょう!

スタディ・ドッグ・スクール® 校長
鹿野 正顕

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